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徒然秀歌選
一寸法師
一寸法師1
むかし、むかし。
あるところにおじいさんとおばあさんがすんでいました。
子どものない二人は、子どもをさずかるようにまい日かみさまにいのっていました。
「かみさま、どうかわたしたちに子どもをさずけてください。どんなに小さな子どもでもかまいません。」
ある日のことです。
おどろいたことに、二人は小さな赤んぼうをさずかりました。
せのたかさが一寸にもみたない男の子です。
一寸はむかしのながさのたんいで、いまのたんいでいうと3センチぐらいです。
それは小さな赤んぼうでしたが、よろこんだ二人は、さっそく一寸法師と名づけてたからもののように大切にそだてました。
ところが、いつまでたってもちっとも大きくなりません。
おじいさんもおばあさんもとてもしんぱいしましたが、一寸法師はげん気であたまのいい子どもにそだちました。
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