修正依頼



北条政子

ほうじょうまさこ


[北条政子]
1157~1225
平家を打倒して鎌倉幕府を開いた源頼朝の正室(妻)。北条時政の長女で、源頼家・実朝の母でもある。頼朝の死後出家し、将軍・源頼家の後見として幕府の枢機を握り、父・時政や弟の北条義時と共に北条氏による合議制を確立した。頼家が病に倒れると伊豆に幽閉し、実朝を将軍とした。実朝を除こうとする時政らの陰謀を弟義時とともに未然に防ぎ、時政を伊豆に追放するが、実朝暗殺後は、京都から幼い九条頼経を将軍に迎えてその後見となった。承久の乱では、京方の挙兵で動揺する御家人を説得して鎌倉を団結させ、大軍を上洛させて反幕府勢力を一掃。六波羅府を置き、京方の没収地に地頭を新補するなど幕府体制の基礎を固め、義時の死後はその妻伊賀氏の陰謀を抑えて嫡子北条泰時を執権に据えることに成功し、執権政治を確立させた。1225年に68歳で死去した。